昨日の夕方のことだが、新年で帰省中の「心の恋人」が訪ねて来てくれた。 1歳前後の子供を抱いた色白の20代半ばの女性を、ノイが家に案内してきて、ケサリンの所在を尋ねた。見覚えのある顔立ちだが、それが誰であるか思い出せなかった。 ものの1,2分で向かいの家にいたケサリンのところへ。後から、さっきの女性は誰かと、ノイに聞きただして、近所の家の娘「ポンパーン」だということがわかったが、こちらから訪ねていくのには、もう、年をとりすぎている。身の程ということがある。 とにかく、「ポンパーン」の方は、小生が元気でやっていることを充分確認できたはずである。彼女とは、15年ぶりくらいの再会である。ノイの1学年上のはずだから、20代といっても、30に近いほうかも。 父親知らずで育った子供だが、とても賢く、日本風にいうと、小学生時代ずっと「クラス委員」。町の連合運動会の400m徒競争でダントツ1位だったことも。小学生時代、我が家にも時々遊びに来ていた。家が貧しく、父親がいないことなどで中学校に進学するかどうか迷っていたらしい。当時は、この村から中学校へ進学するものは、10人に一人もいないほどだったが、優秀な子供をこのまま社会に出してしまうのは惜しくて、それとなく学費などの援助を申し入れたが、断られた。「失恋」の苦さを味わった記憶がある。 彼女は、小学校卒業後、程なくしてバンコクに住む身内を頼って上京してしまった。それ以来の再会である。風の便りで、バンコクでの生活ぶりなど、耳に入ってはいたが、母親や、この村に住む母親の兄弟姉妹たちとの折り合いが悪く、滅多に帰ってこなかった。 新型のRV車で帰省してきていて、バンコクでの生活は、安定しているように見えた。 今朝方、まだ暗いうちに、バンコクに戻っていったらしい。来年は、「心の恋人」本人から、詳しい身の上話など聞けるといいのだが・・・。 |
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